アリス・マンロー

さて、やっと時間的にも、心理的にもよゆうがでてきた。
とはいうものの、買い物をしないといけなかったりして、暇とはいいがたい。

子どもを保育園に送ると9時なのだが、たいていの店は10時開店なので、微妙に1
時間弱空きができる。この1時間「弱」いうところがなんとも中途半端で、なんがやろうとすると短く、なにもしないと長い。

てなわけで、今日はマクドでブログを更新することにした。

世界的にも大絶賛だけど、私も大好きなアリス・マンローの新作「小説のように」を買った。

まだ、最初の「次元」という短編を読んだだけだが、これが、素晴らしいできだった。多くを説明せず、話の時間があっちこっちに飛ぶので、理解するのに考えなくちゃいけないところがあるけど、その代わりに数ページで話がどんどん進む。

ちょっとした夫婦喧嘩が、主人公とその夫の人生を狂わせてしまうのだが、刑務所ではなく、精神病院にいる離婚した夫に、結局会いにいってしまう、人間というか、男女というか、その心の不可解さを、見事に描き出している。

あまりにもすごいので、2回もよんでしまった。文学好きには、外せない作品ですよ。わだ、私はこの一編しか読んでませんが。

小説のように (新潮クレスト・ブックス)

小説のように (新潮クレスト・ブックス)