熱にうなされるように文芸誌を読む活動を続けている。といっても3日目なので、そろそろ飽きるのではないか、と自分で思っていたりするが、しかし、今回は大当たりだった。ちょっとない掘り出し物に出会った。

 1月に出た雑誌をいま買うのもどうかと思うが、売ってあるんだから、仕方ない。
さて、この「真夜中」だけど、A4大判のビジュアルも凝ったつくりで、書いている人もなんだか不思議な人選だ。まあ、私の趣味とは異なるタイプなのではあるが、以外と楽しめた。文芸誌というよりは、ふつうの文化系雑誌として、結構いい感じだと思う。とはいえ、若干ボリュームと値段がかみ合っていない気がする。まあ、広告があんまりないから仕方ないのだろうけど、これを買うっていうのは、よっぽどの物好きだという気がする。

 で、掘り出し物である。巻頭のエッセイや特集の地図?まあ、私の感性ではよくわからないの特集記事を通り過ぎて、すぐの、創作らしい文章にきた。
 作者は、伊佐山ひろ子
 これは、すごい才能ですよ。これ誰ですか? 本が出てます? 知らないんだけど、とりあえず、仰天しました。というか、こんな文章よんだことないですけど。
 で、プロフィールを確認。「女優」 え? 作家じゃないの? というわけで、2度びっくり。エッセイは出てるみたいですが絶版状態。

 すごいぜ。「真夜中」このひとに連載させたなんて。
 伊佐山ひろ子
 目下、私のもっとも注目する文章家です。

参考→http://library.cocolog-nifty.com/night_clowder/2005/01/post_1.html

 そうかあ、やっぱりこういうことがあるのだなあ、と文芸誌あさりも意外といけるじゃんと思った本日でした。