アマゾン、iPhoneにも電子書籍販売へ

アマゾン、iPhoneにも電子書籍販売へ
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djCRF9540.html

アマゾン、iPhone向け電子書籍リーダーアプリを発表--「Kindle」とも連動
http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20389325,00.htm


 アメリカで発売されたKindleという電子ブックリーダーは結構売れているらしい。しかし、日本では発売は難しいだろうと思っておりました。
 ただ、iPhoneとなるとちょっと話は違うかな。おそらく日本にいても、洋書ならば、アマゾンからダウンロードできるようになるのではないか(といっても、現在の日本ではこのKindle for iPhoneはダウンロードできないけど)。iTunes Storeが日本にやってくるまで、2年ぐらいかかったと思うけど、日本の出版物がアマゾンでiPhoneにダウンロードできるようになるのは、どのくらい時間がかかるでしょうか。ただし、講談社が大赤字だったりする背景から、書店売りだけでなく、ダウンロード販売で収入を得ようとする動きは、あるでしょうね。リスクは少ないわけだし。

 私自身、iPhone青空文庫夏目漱石やら太宰治やら中島敦やらを電車で読んでいます。無料だし、ふっと思いついたときにどこでもダウンロードして読めるからです。有料でいいから、現役や著作権の切れていない作家もおなじような仕組みでダウンロードできないものか、と思ったりしていました。小説を楽しむなら紙のほうがいいんですが、資料的に読むならデジタルテキストのほうが便利なんですよね。

 もしこれで、書籍のダウンロードが一般化した場合、印刷や流通、そして小売はますます苦境でしょう。電子化が、職を奪っても、では次にどこに向うべきなのか、荒涼した未来しか見えないんですけど、なんか光はないんでしょうかね。

あ、ここに裏技が
映画評論家緊張日記
http://garth.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/kindle-for-ipho.html