土壌の放射能

こんなニュースが。

神奈川県です。
http://mytown.asahi.com/areanews/kanagawa/TKY201104080580.html

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 県は、県内5市で農地として使う土壌の放射能濃度を測定し、8日に結果を公表した。土壌の測定は震災後初めて。いずれも基準値を下回り、「作付けには影響がない」としている。

 平塚、相模原、三浦、小田原、海老名の5市の畑や果樹園で採取した土を調べたところ、放射性セシウムの濃度はそれぞれ1キログラムあたり67〜202ベクレル(基準値は5千ベクレル)だった。放射性ヨウ素放射線を出す能力が比較的早く弱まり土壌中には残りにくいため測定対象にはなっていない。

 また、海老名市の原乳と厚木市の豚肉についても放射能濃度を測定したところ検出されなかったという。

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とくに「放射性ヨウ素放射線を出す能力が比較的早く弱まり土壌中には残りにくいため測定対象にはなっていない」

ということですが、これは

1。お金や手間がかかるので、計測しなかった
2。とりあえず、セシウムだけでいいと思った
3。ほんとはヨウ素ストロンチウムもはかったけど、ヤバい数値だったから、発表しなかった

でしょうか。

それから
「海老名市の原乳と厚木市の豚肉についても放射能濃度を測定したところ検出されなかったという」
ということですが、その他の地域の原乳にはヨウ素が入っていましたし、豚肉については調べてもいないようです。
参照:http://www.pref.kanagawa.jp/cnt/f6576/p163715.html

入っていないことだけ、報道する姿勢って、誰のための報道なんでしょう。

いずれにしろ、子どもたちの安全を第1に考えていないことは分かります。怖いことです。

ちなみに、土壌が200ベクレル/kgだとして、ここで作物を育てた場合、どのくらい農作物にたまるのか、濃縮されるとしたら、どうなるのか。

作ってみないとわからない、でしょうね。

ああこんなニュースも


http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011040900176
輸入禁止産地、12都県に=中国
 【北京時事】9日の新華社電によると、中国国家品質監督検査検疫総局は8日、福島第1原発事故を受けた日本からの食品の輸入禁止措置をめぐり、対象産地をこれまでの5県から12都県に拡大すると発表した。同日から食品、農産品、飼料について実施。
 福島、栃木、群馬、茨城、千葉の5県に加え、新たに宮城、山形、新潟、長野、山梨、埼玉、東京の7都県が対象となる。同総局は、「放射能漏れ事故の食品安全への影響拡大が続き、世界各国も対策を強化している」と指摘した。(2011/04/09-10:53)