昨日は、力つきていて、本の紹介ができなかったので、今日は定番の「漢字の本」を

下村式 唱えておぼえる漢字の本 1年生

下村式 唱えておぼえる漢字の本 1年生

これは1年生用ですが、6年生まであります。とうぜん子供向けなのですが、大人の私がぱらぱらめくっても、なかなか楽しい本です。「おひさま」の形(○の中央に点)→「日」、草の上に芽が出る形→「十」、で「早」。朝早く芽が出るということで、「はやい」という意味になった。そうです。
 私が小学生のころは、こんなことドリルとかになかったのですが、今の小学生のドリルには、象形文字の由来が書いてあったりします。じゃあ、この本いらないじゃんってことになりそうですが、漢字辞典ほどかさばって重いということもなく、小さい文庫本サイズなので、子供もわりと気軽に見ているようです。私は、子供に勉強しろ、とか、勉強するためのものを買ったりしないのですが、これは、自分も欲しいので買ってしまいました(しかも1〜6年までの大人買い

でも、漢字には(にも)、諸説あるようで、数年前に惜しまれつつなくなられた漢字研究者の白川静さんの本と見比べると、下村さんとは、かなり違うところもあって面白いです。白川さんは、漢字に呪術的な側面を強く感じていたようです。
労作

新訂 字統

新訂 字統

最近こんな新刊がでたようです。

白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)

白川静 漢字の世界観 (平凡社新書)

松岡正剛白川静、これはちょっと面白そうです。