本日も仕事は休みなので、午前中は本を捨てようと格闘する(生活空間が本によって侵略されているため)、が、あいかわらず眠気に教われ、挫折。侵略者の攻撃にやられっぱなし。
 その後、なんとか起きて外に買い物へ。ピンチハンガーが壊れたので新しくするため。しかし、もう何台も壊れている。3人も子どもがいると、3台同時使用の酷使(酷使には含む私)。で、こんどこそ壊れないよう金属性を購入するが、ピンチ(洗濯バサミ)が外周にしかついていない! うわあ、失敗した。でも、とりあえず、使う。

 そのあと公園であそんで、昼飯。おばあちゃんのちまきに、速攻トマトスープ(お湯にタマネギを入れて茹で、そこに缶詰のホールトマトをいれて、マギーブイヨンと塩で味付け、終わり)
 午後はまた暴睡。
 夕飯も、早く作れ、スパゲッティがいいというちーの意見に負け、ひき肉とタマネギと人参のテキトーソース(オリーブオイル+にんにく)を作って、粉チーズかけて食う。(あと大根のサラダ(大根切って塩+マヨネーズ+ツナ))テキトーだが、うまかった!

 風呂にはいったりなんなりして、その後は、読書。
 先日購入した、「チェルノブイリの森」読了。○○が○○ベクレルとかいう、細かい記述がおおくてちょっと辟易だが、そこを飛ばせば面白かった。後半、石棺の現状は悲惨で、言葉を失う。

「その下に燃料がどれくらいあるかわかっていませんし、どんな形状なのかもわかりません。わかっているのは、そこにあるってことだけなんです」p.341

 ぞっとしたのはこの文章

 ゾーン内のほかのどのグループよりも高い放射線を浴びている石棺の作業員のほうが、それほど放射線量の高くないところで働いている人よりも健康状態がおおむね良好だ、というセニュークの話を聞いてますます驚いた。「現在シェルターで作業している人たちは、選別されています。体質の弱い人は亡くなったり、健康を害したりして、ゾーンではもう働けないのです。残っている人たちは、放射線に対する抵抗力が強いんです」p.321

 淘汰されたってことですか?

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌

チェルノブイリの森 事故後20年の自然誌

 
 「原子力ルネサンス」も飛ばしつつ読了。予想に反して、原子力推進本だった。放射能の恐怖、廃棄物の問題などについては皆無。チェルノブイリについても巻末の補遺で触れられている程度。死者数も56人であるとして、あとは

 事故の被害や影響については、こうした事故につきものの、出所・根拠の明らかでない情報や数値、誇張や歪曲がいまでもメディアやインターネットに氾濫している。

 国際原子力機関IAEAの発表では、死者4000人だったと思うけど、まさか、知らないわけがないだろうから、これは誇張や歪曲だということだろうか。それはそれである種批評的な意見ではある。なにしろ反対派も歪曲だと思っているわけだから。
http://cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=412
など参照。
 ただ、そういう都合の悪いところは書いていないけれども、内容は面白かった。インターネットや携帯電話にうつつをぬかすより、イモ、イネの生活をしたほうがいい、というような意見がジョークとも本気ともとれるように書いてあって、そこが本音かもしらんとおもったりもした。

原子力ルネサンス ?エネルギー問題の不可避の選択? (知りたい!サイエンス 38)

原子力ルネサンス ?エネルギー問題の不可避の選択? (知りたい!サイエンス 38)

「廃墟チェルノブイリ」は予想された内容。こちらのサイトとほぼ同様ではある。
http://www.kiddofspeed.com/japanese/

 印象にのこったのは、このあとがきでの文章。

 見えない放射能の恐怖が常に意識にあり、ガイガーカウンタの電子音に肝を冷やす撮影旅行であったが、原発に関してノンポリだった僕があまりにも凄まじい現実を目の当たりにさせられたことで、改めて核について考えるいい契機にもなった。

廃墟チェルノブイリ Revelations of Chernobyl

廃墟チェルノブイリ Revelations of Chernobyl

 この三冊って、原発の現状を理解するのに、かなりいい組み合わせのような気がする。
 チェルノブイリのおたよりは、とりあえず完成。細かい直しは来週でもいいでしょう。