帰宅して、眠ったら、午前3時に起きてしまい、眠れない。そこで買ったばかりの「文藝」(8月号ではなくて)秋号を読む。今号の特集は、赤坂真理で、斎藤環永江朗との対談が載っているが、どちらも興味深く、読みふけってしまう。
まあ、お金払って赤坂真理の新作「東京プリズン」の宣伝を読んでいる気がしないでもないが、私は赤坂真理という作家を名前しかしらなかったのが、特集を読み終わったときには、買って読んでみようと思っていたので、宣伝は大成功だったといえる。ちょっと悔しい。
とくに斎藤環との対話で、天皇=母であり、なおかつ父は殺せるが、母を否定することは自分をも否定することであるので否定できない。だから天皇の戦争責任を問えないという解釈は、面白い。理屈でなく、腑に落ちた。

しかし、文藝の特集は文字が小さいのかよみでがあり、朝まで読んでいたので、眠れず、出勤直前にウトウトしていたら、さとに「時間だよ!」と起こされて、遅刻をまぬがれた。あの時間にルーズなさとに心配されるとは……。

そういうわけで、出勤電車からでした。そう日曜日も仕事なのです。眠い。