昨日今日と、職場ではうんざりした気分になる出来事が起こる。うんざりしたというと語弊がある。やるせない気持ちの方が近いかもしれない。今日のはようするに万引きを捕まえたということになる。捕り物劇をやったわけでなく、声をかけて、一緒に防犯ビデオを見て、やりましたよね、という感じだ。暴れることも、逃走することも、泣き言をいうわけでもなかった(これはかなり珍しい)。携帯もなく、お金も持っていなかった。で、警察が連行していった。これ以上は書いていいのかどうかわからないし、私も書きたくないので書かない。ただ、ひとつ言えることは、悪い奴を捕まえてやったぜ!とかそういう爽快感とは、まったく正反対の、いったい俺はなにをやっているんだろう、みたいな気持ちになるということだ。万引きを捕まえるとだいたい、「この社会の裏側を目の当たりにしてしまった」という気分になる。そして、それに対して、なにもできないし、なにも変らないだろう、ということを突きつけられる。
 こんな体験は本を読んだだけでは、絶対に得られないだろう。

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 では、これらの本はご存知ですか?

ほんとうの環境問題

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