残光

残光

 あいかわらず、個人的に、小島信夫ブームである。注文しておいた本が届いたので、購入しないわけにはいかない。あいかわらず、エッセイのようでいて、まぎれもなく小説であり、独特のユーモアの文章にしびれる。90歳でこれを書いたということに驚愕する。私の知る限り、もっとも「新しい小説」の書き手のひとり。もう故人ではあるが。